岩手大学の春

5月6日の休日に,釜石に帰る前に岩手大学に寄ってみました。
今年はサクラの開花が遅れたようで,構内はサクラの花できれいに彩られていました。
植物園にも行ってみました。

マイクロスケール化学実験講習会が開催されました

講師の東北大学医療技術短期大学部名誉教授荻野和子先生

講師の東北大学医療技術短期大学部名誉教授荻野和子先生

釜石サテライトのある釜石市教育センターで,1月26日(土),日本化学会東北支部の主催する「マイクロスケール化学実験講習会」が開催されました。
この講習会は,実験器具等の不足している被災地で勉強している子供達にも化学実験を体験する機会を増やすことを目的とし,主に中学校の理科の教師を対象に,公益社団法人日本化学会が東日本大震災被災者支援事業の一環として実施するものです。岩手大学も教育支援活動の一環として共催しております。

さあ,実験開始

さあ,実験開始

マイクロスケール化学実験とは,中学校で行われる化学の実験に必要な実験器具や薬品等がキットとして箱の中にそろって入っており,試験管やビーカーなどのガラス器具やスタンドなどを使わず,実験台も必要なく,手軽にできる実験です。
講習会には,釜石市を中心とした広い地域から多数の参加があり,東北大学医療技術短期大学部名誉教授荻野和子先生が指導に当たりました。

電気分解の実験では,9ボルトの乾電池をつないだだけで水素と酸素の混合気体が発生し,石けん液に通すとシャボンの泡ができます。泡に点火ライターの火を近づけると,大きな音を出して爆発します。大きな音で中学校の化学実験室と同じような歓声が上がりました。

この講習会を通じて,科学技術立国日本の将来を担う子供達が,等しく科学に興味を持つ機会を与えられますよう,期待したいと思います。

マイクロスケール化学実験キット

マイクロスケール化学実験キット

キットの中身

キットの中身

電池をつないだだけでできる電気分解(右に泡が発生)

電池をつないだだけでできる電気分解(右に泡が発生)

クエン酸を用いた電池の実験(電子オルゴールも鳴らせる)

マイクロスケール化学実験講習会フォーラム→http://science.icu.ac.jp/MCE/

【映画】『遺体 明日への十日間』

12月15日(土)に釜石市内で先行上映会があり、多くの市民が足を運びました。

3月11日に発生した東日本大震災で実際にあった話を映像化した『遺体 明日への十日間』
テレビでは報道されない、真実のお話です。

itai itai-2

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台は、釜石市内にある廃校になった中学校の体育館。
震災当時、遺体安置所となったこの体育館に、たくさんのご遺体が運び込まれてきました。
同じ被災者でありながら、つらい役割、現実を担い、犠牲になった人たちを一刻も早く家族と再会させるため、懸命に尽くした人々がいたことを伝えています。

『遺体 震災、津波の果てに』(新潮社刊)

この映画は『遺体 震災、津波の果てに』というルポルタージュ本が原作になっています。ジャーナリストが取材をし、報道では伝えられなかった事実を纏めた本です。
釜石市職員、町のお医者さん、お寺の住職 など…すべて実在する人たちです。

興味のある方はご覧ください。

2013年2月23日全国公開
http://www.reunion-movie.jp/

復興 釜石新聞

12月5日発行 1面

釜石には市内全戸に無料配布される『復興 釜石新聞』というローカル新聞があります。
もともと『岩手東海新聞』がありましたが、東日本大震災で社屋が被災し、社員全員が解雇されてしまいました。その元社員11名で再出発したのがこの『復興 釜石新聞』です。

震災後の紙面は災害対策本部からの情報が大半を占めていて、行方不明者リストや不明車両リスト等が多く取り上げられていました。現在では市の広報も兼ねながら、地元の情報が大半を占めるようになってきています。
 
 
 

紙面には再開したお店の広告や地元のニュース、求人情報が掲載されてきました。
少しづつですが前に進んでいます。

東京海洋大学『海鷹祭』報告

東京海洋大学の学園祭で、学生グループのボランティア活動の手伝いをしてきました。
学生グループは岩手県出身者が中心となって、被災地の水産物を販売して、その収益を被災地に寄付するボランティア活動を昨年から行っています。
私は、原料のサンマを準備するなどその活動を支援しています。
今年は天候に恵まれ、来場者が多く、焼きサンマと焼きホタテは予定より早く完売することができました。
彼らは、事前に焼き方を練習するなど、私が以前にイベントで配った焼きサンマよりずっと美味しそうなサンマとなっていました。
すこし焼きすぎかなとも思いましたが、彼らのやり方に任せて、私は口出ししませんでした。
買っていただきました皆様に感謝申し上げます。