文部科学省科学技術・学術政策局長が岩手大学釜石サテライトを訪問しました。

8月1日、川上伸昭 文部科学省科学技術・学術政策局長 他4名が岩手大学釜石サテライトを訪問し、釜石サテライトにおける震災復興の取り組み及び三陸水産研究センターの研究内容等について意見交換を行いました。意見交換では、震災復興へ向けた取組について、岩手大学三陸復興推進機構長の西谷理事から,また,岩手大学釜石サテライトの概要及び岩手大学三陸水産研究センターの研究概要等については,副センター長の阿部特任教授から報告が行われました。川上局長は、「サケの遺伝特性」及び「サケのふ化場」について興味をもたれ,意見交換に続いて行われた施設の視察では、水産加工実験室、水槽実験室、屋外水槽、閉鎖循環式陸上養殖施設を訪れ、サケの稚魚飼育、マツカワガレイの海水と閉鎖循環との飼育比較,トラフグの陸上養殖等の説明に耳を傾け,「三陸水産研究センターの特色を生かしながら今後も取組を推進して欲しい」と期待を寄せておられました。

岩手県水産技術センターと情報交換会を開催

平成26年5月8日(木)に本学釜石サテライトにおいて、岩手県水産技術センターとの情報交換会を行いました。釜石サテライト(三陸水産研究センター)の隣には、岩手県水産技術センターがありますが、研究者間の交流がほとんど行われておりませんでした。4月の人事異動により新たな体制になった機会を利用して、本学からの申し入れにより、情報交換会を開催することとなりました。各センターの所長、センター長を始め上席専門研究員、特任教授、客員教授等、総勢40名以上の研究者、事務職員等が参加し、お互いの研究に関心があることが確認されました。情報交換会では、お互いのトピック的な研究の紹介を行うなど、震災復興に対する研究や連携強化の方向性等について、活発な話し合いを行いました。

 

 

 

アミノ酸分析装置取り扱い講習会を行いました。

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平成26年4月16日(水)に釜石サテライトにおいて,三陸水産研究センターに設置されましたアミノ酸分析装置の取り扱い講習会を開きました。日本電子株式会社の技術サポートセンターのスタッフを講師として迎え,①分析機器の概要,②試料の前処理方法,③分析機器の操作方法等について実践を交えながら行いました。当日は,地元企業を始め三陸水産研究センターの特任教授,特任研究員等の数十名の出席者があり,今後の研究推進のための講習会となりました。

水産加工研究講演会in久慈が開催されました

2月1日 (土)午後,久慈市長内町のロイヤルパークカワサキで「水産加工研究講演会in久慈」が開催され,久慈地域の水産加工業者など約80名が参加しました。

水産物加工における省力化,省エネ対策等について講演する岩手大学船崎教授

水産物加工における省力化,省エネ対策等について講演する岩手大学船崎教授

岩手大学,東京海洋大学及び北里大学の3大学は,三陸水産業の復興と地域の持続的発展に寄与するため,互いに連携し,「SANRIKU(三陸)水産研究教育拠点形成事業」を行っています。この3大学連携プロジェクトは,一連の研究開発を通した海洋・水産分野に係る実用化研究拠点の形成を図るものです。
この講演会は,水産加工の分野において,大学等の研究機関が有する最新の研究事例を紹介し,久慈地域の加工業者とのマッチングを図り,競争力ある新商品開発・販路開拓・生産効率向上につなげることで,震災復旧後の水産関連産業の発展を目的に開催されたものです。

講演会では,岩手大学の船崎健一教授からコンブの乾燥やワカメ芯抜きの省力化,ワカメボイルの省エネ対策などの研究開発の紹介,東京海洋大学鈴木教授から水産物の冷凍冷蔵・解凍に関する技術の紹介がありました。
また,ハーブ抽出物による新しい乾燥法,岩手県産フノリの用途拡大やワカメの味の分析などの3大学連携プロジェクトの成果や岩手県水産技術センターなどによる通電加熱技術に関する報告がありました。

短い時間でしたが,全体討論では会場から活発な発言があり,作業効率化につながる最新の研究成果や新しい加工技術についての知識が深まったものと思います。