海洋ゴミに関する勉強会が開催されました

令和3年11月22日(月)当センター1階セミナー室にて「海洋ゴミに関する勉強会」が開催されました。お二人の先生からの講演と高校生の活動報告という内容でした。
最初の講演は東京大学大気海洋研究所の道田 豊教授から「世界的に見た海洋プラスチックごみ問題の現状と課題」 さすがは国際連携研究センター長の道田先生、G7会合における議論等国際的な動きや研究等をリモートで紹介していただきました。
続いて本学三陸水産研究センターの後藤友明教授が「岩手沖の海洋ゴミの現状」について講演されました。そのお話の中で、捨てられたり、アクシデントで海中に放置されてしまった漁具に魚介類がかかり死んでしまう「ゴースト・フィッシング」や、震災前後ともプラスチックごみが海洋ゴミの50%以上を占めている現状を知りました。

そして釜石高校、大槌高校の研究グループの活動報告が行われました。
釜石高校の2グループからは「釜石湾の海洋ゴミ調査」「釜石湾の海洋マイクロプラスチックの調査IN根浜海岸」 大槌高校からは「船越湾吉里吉里海岸における漂着物調査」についての活動報告が発表されました。
各グループとも、毎月定期的に漂着物採集等調査や実験とその考察を重ね、しっかりとまとめての発表です。

ある方は、高校生の発表が一番面白かったとお話しておりました。
今後各校グループの調査研究結果がどんな変化を見せるのか、とても興味深く感じたので、毎年開催されることを大いに期待する勉強会となりました。