日本・アフリカ学生サミットの皆さんが視察に訪れました

 本日3月21日(木)に,日本・アフリカ学生サミット(TICAD V学生プロジェクトによる企画)の皆さんが,新しい釜石サテライトの視察に訪れました。
 TICADとは,「アフリカ諸国首脳と開発パートナーの間のハイレベルな政策対話」という「外交会議」のことで,「TICAD V学生プロジェクト」は,日本及びアフリカの若者をTICADに積極的に参加してもらうための事業です。
 今回の企画は,「日本・アフリカ学生サミット-日本とアフリカの未来を考える11日間」という名前で,21日から24日までの間に「地方研修」を行い,3月28日にシンポジウムを開催することとなっています。釜石サテライトの視察は,その地方研修のひとつで,45名ほどが訪れました(うちアフリカからの参加者は11名(留学生)でした)。

 セミナー室にまだ机が入っていないため,サテライトの説明は,釜石市教育センター第1研修室(移転前の釜石サテライトの隣部屋)で行いました。
 先に及川課長から,岩手大学の概要,岩手大学における復興推進の取組,三陸復興推進機構及び釜石サテライトについての説明があり,続いて,田村プロジェクトマネージャーから岩手県の水産業の現状と課題,今後の岩手大学などの取組の説明が行われました。通訳を介しての説明は,なかなか難しいものです。

 説明の後の質疑応答では,漁業離れしてきている若者に対するイメージアップ方策や6次産業化した場合の中間業種の将来像,放射能汚染に対する取組など多くの質問があり,関心の高さがうかがえました。参加したアフリカの方々からも質問がありました。

 その後,新しい釜石サテライトに移動し,まだ整理できていない内部でしたが,見てもらいました。
 「将来ここに来て研究をしたい」と言っていた学生もおり,頼もしく感じられました。

岩手県の水産業について説明する田村プロジェクトマネージャー

質問するアフリカからの参加者

ラウンジでくつろぐ参加者,質問がまだまだ続きます…