R45港町コンサート

 日曜日の21日に,「第15回ルート45港町コンサート」に行ってきました(「かますい」で紹介)。
 当日は,観測史上2番目に遅く雪が積もったあいにくの日でしたが,気仙沼市民会館前の桜はきれいな満開になっていました。

 

 

  第1部は,気仙沼市民吹奏楽団,ぷなと音楽団,かますい(釜石市民吹奏楽団)及び宮古吹奏楽団の各楽団が2曲ずつ披露してくれました。それぞれ得意なジャンルがあるようです。
 かますいは,テンポの効いた『ポップスマーチ「すてきな日々」』とサキソフォンの独奏が聴きどころの『ニュー・シネマ・パラダイス』の2曲で,見学に行った時に練習していた曲でした。

 第2部では,4団体全員の140人ほどが一緒にステージに並び,迫力のある演奏を聴かせてくれました。人数が多いため,ステージ脇の花道まで使用していました。ステージから片足がはみ出た人もいたとのことです。
 第2部の曲目は,
  1.マーチ「シルバー・スピリッツ」
  2.セント・アンソニー・ヴァリエーションズ
  3.ザ・シール・ララバイ(アザラシの子守歌)
  4.序曲「1812年」
の4曲で,3番目の曲は合唱付きでした。団員も合唱に加わっており,きれいなハーモニーをかもし出していました。さすがに音楽家は,声もきれいです。
 プログラムには,「穏やかな海の光景を表現した楽曲で,震災犠牲者への鎮魂を込めて合奏します」と書かれていました。

 アンコールの最後は,定番(テーマソング?)らしく,「港町ブルース」を演奏してくれました。大漁旗も威勢よくなびいていました。

 この演奏会は,三陸縦貫自動車道の早期実現を願って開催されているとのことです。
 先の震災では,国道45号線が至るところで寸断されましたが,自動車道が整備された区間では,地域住民の避難路や緊急物資の輸送道路として利用され,「命の道路」として活躍しました。