「春のうららの隅田川…」で始まる「花」は,滝廉太郎作曲の歌で,中学校3年生の音楽で習いました。
8分音符のテンポの良い2部合唱の歌で,授業では下の部を歌いました。ドよりも低いシやラの音があり,笛では練習できませんでした。
釜石第二中学校は,入学前に焼失した第二校舎が2年生の時に新築されました。この校舎は,今までのマッチ箱型の校舎と異なり,モダンな形で,岬が複数あるリアス海岸のような構造になっていました。
3年生になってようやく新しい校舎の教室に入りました。3組は,校庭に面した西側の岬の3階で,裏側にある岬の3階が音楽室でした。音楽室で授業が始まると,2年生の時の担任の石川先生の弾くピアノの音が3組の教室にも流れてきたものでした。
「花」の出だしのピアノの伴奏を聴くと,新しい教科書の匂い,大天場山での桜の写生,合唱団の練習,東京タワーや上野動物園を見た修学旅行などなど,当時の春が懐かしく思い出されます。
下の写真をクリックし,「花」の演奏をお楽しみください(伴奏はコンピュータの音です。イヤホンをするなど,音量に注意してください)。