いわて海洋研究コンソーシアム連携会議

 5月29日水曜日,釜石サテライトのセミナー室で,平成25年度第1回いわて海洋研究コンソーシアム連携会議が開催されました。

 このコンソーシアムは,平成21年度に設立した団体で,本県三陸沿岸地域に立地する5つの海洋研究機関と地域の行政機関・公的支援機関で構成され,岩手県内の海洋研究機関の連携強化,沿岸地域における産業の活性化への寄与などを目的としています。
 岩手大学が平成23年11月から参加し,研究機関は6つになっています。
 いわて海洋研究コンソーシアムのホームページ参照→http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=20586

 今回の会議では,平成25年度の事業計画が議題となり,連携会議や海洋研究機関ネットワーク交流会の開催など今年度の活動予定,コンソーシアム発足時に策定したロードマップや取組事項の平成26年度以降の整理など話し合われました。
 ロードマップや取組事項の見直しについては,平成23年3月11日に東日本大震災が発生したことにより研究環境が変化し,整理が必要になったためで,参加機関及び岩手県科学・ものづくり振興課からのメンバーによるワーキンググループを設置し検討することになりました。
 また,今年度新規事項として,海洋研究成果フィードバック講座を開催することになりました。
 これは,これまで各機関で行っていたセミナーや講座を整理して,コンソーシアムが一体となって実施しようとするものです。内容は,(1)漁業者及び水産加工会社向けセミナーと(2)高校生向け出前講義の開催で,事業実施が岩手大学に委託されることになりました。

 最後に,各機関から,被災した建物等の復旧状況や平成25年度の取組などの報告がありました。