小学生を対象に「かまいし里海冒険物語」を開催しました。

P1000196      ヒトデを解剖する小学生

10月5日(日)釜石サテライトでかまいし里海冒険物語の第4回目として”見よう!さわろう!海のいきもの!”を開催しました。これは釜石市教育委員会が主催する市内の小学生を対象としたイベントで、身近な自然やそこに住むたくさんの生き物を実際に触れて学ぶことを目的としております。今回は11名の小学生とその親が参加し、大岡嗣欧博士(東京海洋大学)が講師となり、岩手沿岸に生息する海洋生物のお話や当施設内で飼育研究している様々な海産無脊椎動物や魚の観察を行いました。また、ヒトデとホタテの解剖を一緒に行いながらヒトとの体のつくりの相違点について学びました。参加した子供たちはアメフラシやカニ、アワビなどをおそるおそる捕まえたり、サバの魚群に驚いたり、ヒトデの体の中身を興味津々に触ったりと始終歓声を上げ、楽しい時間をすごしたようでした。なかにはびしょびしょになってしまうほど夢中で水槽内の生き物と遊んだ子もおり、充実した体験学習会でした。 震災以降、海とのふれあいがいくぶん希薄になっていることもありこのようなイベントを通じて、自分たちの海やそこに生息する生き物に再び関心をいだいてもらえたら嬉しいと思います。今後も機会があればこのようなイベントを行っていきたいと思います。