心のケア班・シンポジウム報告

2017年2月11日(土)・釜石地区合同庁舎4階大会議室で開催された「子どものあゆみとそだちを支えるシンポジウム」について報告します。

参加人数
一般参加    63名
メディア     4名(4社)
運営スタッフ  12名

遠くは山陰地方より足を運んでくださった方もおり、参加いただいたみなさまには本当に感謝いたします。いくつかご感想を紹介させていただきます。スペースの関係で抜粋となりますがご容赦ください。

「(20年以上前に)子どもを亡くした私にとって、このような集いがあるだけで大きな救いです。参加すると癒されるような温かい気持ちになります。ほんとうにありがとうございます。」

「ずっと避け続けてきた震災関連の講座に参加させて頂きました。色々な想いがあり、なかなか心の整理もできていません。大人の心の傷…というかトラウマの乗り越え方等の現状を取り上げて頂きたいなと思います。」

「福島県の話が聞けてとても良かった。また聞きたい。」

「気持ちは再建へまっしぐら、多くの住民もその気持ちが大きいのではと思っています。それでも再建に気持ちが向けられない人もいること、アンビバレンスな気持ちで再建にすすまなければならない人もいることを忘れてはいけないと感じました。」

「災害で家族を亡くした子どもに寄り添うとき、病気が完治するようなイメージではないと改めて思いました。」

「子どもへの支援の話が中心のシンポジウムだと思い参加しましたが、子どもを支える大人、地域への支援、地域再生、支援のあり方など多岐にわたる内容でとても興味深く拝聴させていただきました。」

53名の方々にアンケートをご提出いただきました。
評価としては…

大いに満足(35名)
比較的満足(15名)
少々不満 (0名)
非常に満足(0名)
   ※未回答(3名)

ということで、好評をいただけたのではないかと思っています。
人が集まるだろうか?とざわざわする夜もありました。
内陸ならもっと人が集まったのかもしれませんが、やはり沿岸でこころのことに触れる機会を作りたいと思い、1年かけて準備してきたかいがあったと安堵しています。
その辺のねらいのようなものは、岩手大学三陸復興・地域創生推進機構レターVol.4(2017年3月発行予定)に寄稿させていただきましたので、そちらもご覧ください。

ご参加のみなさま、講師の福地先生、高橋先生、大塚先生、この場をかりて感謝申し上げます。
感想にもあったように、温かい気持ちになるような時間になったのは、みなさんの日頃の実践の結晶と思っています。

むちゃぶりによく付いてきてくれた院生のみなさんと事務スタッフのみなさん、本当にありがとうございます。
忘れっぽい私は何度も助けられました…あ!市民講座は続いておりますので、まだまだ付き合っていただきますよ!

最後になりますが、このシンポジウムは音楽グループ「スターダスト☆レビュー」とファンの皆様の寄附をうけて取り組みました。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。
大変ありがとうございました。