子ども支援者研修してきました

今年度は、釜石市の被災した子どもの養育相談支援事業で相談員5回、子どもについての学習会4回、支援者研修3回担当しておりまして、先日、支援者研修の最終回でした。
テーマは、喪失を経験した子どもと関わり方、ということで喪失によって変わる世界、支援にかかわる知識や態度についてお話させていただきました。

喪失で一番思い知らされることは「時間は戻せない」ということだと思っています。
そうすると、喪失に対して何を目指して支援すべきか?ということを考えたときに「もとの生活に戻る」はピタッときません。
研修の中では、「自分の人生を自分で歩んでいる感じ」がすることを喪失への支援の目標として提案しています。

子どもと大人の違いを交えながら、回復過程(喪の作業といいます)の理論、それをもとにした支援の態度についてなど、なかなか内容の濃いものだったのですが、「分かりやすい」という評価をいただきました。
これを励みにまたがんばりたいと思います。

どうもありがとうございました。