水産・海洋研究フォーラムin釜石が開催されました

2月25日(金)午後、釜石イオン近くのチームスマイル・釜石PITにて、水産・海洋研究フォーラムin釜石 ~未来へつなぐ三陸の海を考える~ が開催されました。
そもそも会場となるチームスマイル釜石PITを知らなかったので調べて見ますと、東日本大震災直後に「チームスマイル」と名付けた復興支援のプロジェクトが立ち上がりチャリティコンサートの開催や復興支援イベントなどのボランティア活動が行われ、その活動を継続的に維持するため東北三県(福島、宮城、岩手)と東京に、その活動拠点となるシアターが開設されました。岩手に開設されたのが『釜石PIT(ピット)』で、『PIT』は「Power Into Tohoku!」の頭文字とのことでした。

さて、フォーラムではセンター長の平井教授が「釜石地域でのサクラマス養殖試験 地域創生への取り組み」として養殖試験研究紹介を行いました。
また、センターとの共同研究でサクラマス養殖試験の海面養殖を実施している(有)泉澤水産の泉澤社長からは「定置漁業の近代化と漁獲物の最大利用についての取り組み」の事例紹介がありました。
「攻め」の定置網漁業と言った内容で、これまでは定められた海域に一定期間漁具(網)を常設し行われる、いわば「待ち」の漁業なのかなと思っていましたが、圧搾空気を利用した自動揚網システムや、定置網内部を魚群探知機で見える化することにより入網状況や潮の状況を陸上で把握し、効率的に漁獲する方法等の自動化・効率化の取り組みが紹介され、定置漁業の近代化を学ぶことが出来ました。
フォーラム終了後、主催された釜石市役所水産農林課職員の皆様に感謝しつつ、何となくお刺身でも買って帰ろうかなと思った帰り道でした。。。