釜石市の花『はまゆり』

釜石市の花『はまゆり』は、昭和50年4月1日に制定されました。
昭和30年に旧釜石市と甲子村、鵜住居村、栗橋村、唐丹村が合併して新しい釜石市になり、20年経過したことから釜石市民憲章制定に合わせて、木「タブノキ」や鳥「オオミズナギドリ」と一緒に制定されたものです。

はまゆりの花

はまゆりの花

釜石市のシンボル・市民歌 | 釜石市 (city.kamaishi.iwate.jp)

当時の「広報かまいし」には次のように紹介されています。
 はまゆりは、ユリ科の多年生草木で、日本の中部から北部の海岸や崖などに自生していますが、古くから栽培もされて園芸品種もたくさんあります。
 7月ごろから茎の頂に1~3個の花をつけますが、青い海と空とを背景に咲く姿はとてもすばらしいものです。
 咲く期間がちょうど海水浴シーズンに当たるので、波の打ち寄せる岩場にたくましくも可憐に咲く姿を御覧になった人も多いでしょう。
 花弁の間がすいているので【スカシユリ】というのが正式名ですが、当地方では一般に「はまゆり」と呼ばれ親しまれています。市の花としてはこの俗称「はまゆり」を使うことになりました。

私はまだ「おぉ、これがはまゆりかぁ」と意識して見たことも見かけた記憶もありませんが、写真で見るととても綺麗な花なので、今年の夏に海でカヤックをする際には波の打ち寄せる岩場を注視してみたいと思います。
ちなみに「タブノキ」や「オオミズナギドリ」が制定されたのは、釜石市には三貫島(さんがんじま)と言うタブノキを中心とした植生で、オオミズナギドリの集団繁殖地になっていて、繁殖地が国の天然記念物に指定されている無人島があるので、そこから来ているのだろうと思われます。オオミズナギドリはウミネコと同じくらいの体長ですが結構大きく感じますし、嘴が頑丈でつつかれると痛いです。めっちゃガンガン手をつつかれて痛かった記憶が蘇ります…。

Special Thanks 一作