【SFRC】サケのヒレ切り

季節が秋になり、岩手の海や川でサケが水揚げされるようになってきました。
三陸水産研究センター(SFRC)ではサケのDNAを調べるために、サケのヒレを使います。
そのヒレを採取し集めるという仕事があります。通称:サケのヒレ切り

SFRCメンバーが夜が明けない時間帯から魚市場や採捕場に出向き、オス・メス50匹のヒレを採取してきます。

今回は宮古魚市場の様子をご紹介します。

サケが最盛期に入るこれからは、メンバー総動員で採取に向かいます。。。

 

はまゆりパン(仮称)

11月26日火曜日に釜石市内のホテルで,「釜石はまゆりプロジェクト現地進捗報告会」が開催され,「はまゆりパン(仮称です)」の試食会がありました。
この報告会は,釜石市と北里大学感染制御研究機構釜石研究所が進めている釜石市の花「ハマユリ」(当ブログ参照)由来の酵母を活用し,地元企業の新商品開発等を促進するための取組「釜石はまゆりプロジェクト」を広く知っていただくために開催したものです。

はまゆりプロジェクトについて説明する笠井部長

はまゆりプロジェクトについて説明する笠井部長

始めに,北里大学釜石研究所の笠井部長から,はまゆりプロジェクトの紹介と,「はまゆり酵母」が釜石の復興の力になってほしいとの希望が述べられました。
続いて,山田湾ベーカリーの堂田店長から,石割桜酵母によるパン作りの事例紹介と,北里大学釜石研究所猪又研究員から,はまゆり酵母の発見までの経過や諸性質の説明,この酵母を活用した新しい地域特産品の開発の可能性について提言がありました。

 

出来上がったパンについて説明する高屋講師

出来上がったパンについて説明する高屋講師

はまゆり酵母を使った試作品は,盛岡にある専門学校盛岡カレッジオブビジネスで講師をしているベーカリー銀河夢の高屋代表が持ち寄りました。
3種類の酵母を使い発酵温度を変えたり,米粉を加えたりして,さまざまな条件で作成したものが提供されました。
もちもち感があったり,香ばしい香りがしたり,味が異なったりしてなかなか優劣は付けられませんでした。
高橋代表は,「はまゆりパン」だけでは購買に結びつかないので,6次産業化するなどPRに結びつく方策が必要だと語っていました。

試作品の「サケパン」がおいしく感じられました。岩手大学との連携も期待できそうです。

サケパン

サケパン

試食したパン片(左からKS6,1a,KN3Y)

試食したパン片(左からKS6,1a,KN3Y)

山田湾ベーカリー店内

山田湾ベーカリー店内

石割桜ビール(福香)

石割桜ビール(福香)

 

高校生,市民のための 第1回海洋・水産研究チャレンジセミナー

震災復興を目的として,海洋や水産研究に携わる大学の研究者が,皆様に海洋・水産の可能性を追求した研究内容をお伝えします。
詳細は,添付のチラシ(pdfファイル)を御覧ください。

開催要項

PDF

  • 開催日:8月12日(月) 13:00~16:40
  • 会場:岩手大学釜石サテライト1階セミナー室(会場の地図は裏面)
  • 参加費用:無料
  • 主催:SANRIKU水産研究プロジェクト(岩手大学,東京海洋大学,北里大学),いわて海洋研究コンソーシアム(東京大学,水産総合研究センター他)
  • 後援:岩手県教育委員会,岩手県沿岸市町村復興期成同盟会,岩手県沿岸広域振興局,(公財)釜石・大槌地域産業育成センター

内容

<講演(概ね各30分(質問時間含む)>

  • 発生工学を利用したサケとアワビの新品種開発 ~釜石発のブランド種苗を作ろう!~(東京海洋大学 竹内裕准教授)
  • サケ類の遺伝子研究について(岩手大学 阿部周一特任教授)
  • 放流サケ稚魚の初期生残率を向上させるための取り組み (北里大学 森山俊介教授)
  • クロマグロ:熱い血潮を持つ魚(東京大学 北川貴士准教授)
  • 海の光と濁りについて(東京海洋大学 荒川久幸教授)
  • 美味しさを保持する冷凍と解凍(東京海洋大学 鈴木徹教授)

<体験ラボ(2階 機器分析室)>

  • MRIでウニの中身を調べよう!(東京海洋大学 松川真吾准教授・福岡美香准教授)

申込方法

 チラシ下欄に必要事項を記入の上,8月7日(水)までにFAX又はメールによりお申込みください。

申込先

 岩手大学釜石サテライト 田村(Fax:0193-36-1610 E-mail:tamurana@iwate-u.ac.jp)

サケのヒレ採取

早朝から久慈の魚市場でサケのヒレの採取です。
人手不足のため私も作業員として参加です。
カラフトマスとサクラマスを間違えないように気をつけて採取しています。
定置網ではサケ類の漁獲のピークも終わり、ブリが漁獲されるようになりました。

ヒレ採取中

岩手県の各魚市場で、岩手大学の研究員がヒレを採取しています。
サケ類のDNAを調査するためです。
もちろん、漁協や魚市場の了解を頂いています。
岩手大学と書かれた派手なオレンジ色のベストを着ていますので、魚市場で見かけたら「何やっているんだ」と声をかけてください。