ホヤの採苗打合せ

大槌と山田の漁業協同組合で、漁師さん達とホヤの打合せです。
これからがホヤの採苗を行う重要な時期になるのです。
この時期を逃すと、今年の種苗はなくなってしまいます。
今は、震災のため大型のホヤがなく、小型サイズでもスーパーで高値で売られているようです。

 

海の宝探し

 25度を超える暑い日の午後、得体の知れない袋を持ってきたS研究員。
色とりどりの海藻や貝やら???やらが入っているではないですか! 

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色とりどりの何者か

アカモクの養殖の為に山田湾につるしていたロープを引き上げ、持ち帰って生態調査をしようとのこと。さっそく袋から出してみます。


ん~気持ち悪いです(;´・ω・)

左のオレンジ色は『グンタイボヤ』1個体ではなく群れを形成しているホヤだそうです。
右は『ザラボヤ』手のひらぐらいの大きさです。

T研究員とS研究員が一生懸命採取しています。

この後、研究室に持ち帰って詳しく調べるそうです。
何が見つかるのでしょうか!

ホヤプロジェクト4

漁師さんとの打ち合わせ風景

今回は山田町大浦地区でホヤの採苗作業を開始するために、蓄養していた親ホヤの状況を漁師さんと確認してきました。
いくつか採卵し始めたホヤもあるようですが、静かに明日の採卵作業を待っているようです。
水温と光によって刺激を与えて採卵を開始させるので、水槽を暗幕で覆ってきました。

そして翌日、水温と光の刺激によりホヤから卵子と精子が放出され、計画どおり多くの受精卵を確保することができました。水槽の水が、卵子と精子により白く濁りました。

こちらが受精直後のホヤの受精卵です。膜に覆われて丸くて可愛いです。