水産加工研究講演会in久慈を開催します

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 水産物の加工での大学等の研究機関が有する最新の研究事例を紹介し,久慈地域の加工業者とのマッチングを図り,競争力ある新商品開発・販路開拓・生産効率向上につなげることで,震災復旧後の水産関連産業の発展を目的に開催致します。
 多数御参加ください。

日時:平成26年2月1日 (土)13時30分~17時30分
場所:久慈市長内町27-27-1 ロイヤルパークカワサキ
申込方法:
 参加をご希望の方は、1月29日(水)までに、裏面の参加申込書に必要事項を記入のうえ、メールまたはFAXにてお送りください。
※電話申込みも可能です。その際、所定事項をお知らせ下さい。

講演会(13:30~17:30) ※参加費:無料

13:35~  講演1「海藻養殖における省力化機器の開発と効率的な乾燥方法について」
     岩手大学 工学部 機械システム工学科 船崎 健一 教授
14:05~  講演2「水産物の冷凍冷蔵・解凍技術について」
     東京海洋大学 海洋科学部 食品生産科学部門 鈴木 徹 教授
14:35~  3大学連携プロジェクトで行っている研究事例報告
    ・岩手大学 農学部 三浦 靖 教授
    ・東京海洋大学 海洋科学部 食品生産科学部門 田代 有里 助教
    ・北里大学 感染制御研究機構 釜石研究所 笠井 宏朗 部長
15:35~  水産現場へのトヨタ・カイゼン方式の導入について
     岩手県県北広域振興局 経営企画部 産業振興課 課長 熊谷 郁夫 氏
16:00~   北三陸地域重要水産物への通電加熱技術の可能性
   (1)身溶けしない冷凍ウニ及び醤油イクラの品質向上
     岩手県水産技術センター 主査専門研究員 上田 智宏 氏
   (2)通電加熱装置の開発
     (株)フロンティアエンジニアリング 常務取締役 星野 貴 氏
   (3)通電加熱技術の実用化の現状などについて
     東京海洋大学 福田 裕 特任教授
16:45~  全体討論

懇親会(17:45~19:45)

会場:ロイヤルパークカワサキ2階  会費:4,000円
 講演者をはじめ、当日参加する他の研究者と、お気軽に意見交換をして頂くために開催致します。
 ぜひご参加ください。

問合せ先

岩手大学 三陸復興推進機構 久慈エクステンションセンター 担当:川尻
〒028-8030 岩手県久慈市川崎町1番1号(久慈市役所3階 産業開発課内)
TEL: 090-2953-2519
E-mail:kujiext@iwate-u.ac.jp
FAX: 0194-52-3653(久慈市役所総務部)

工学部の被災地研修

工学部の学生を案内して、被災地研修を行いました。
大槌町の関係者から、辛い経験や被災地の実情の話を聞き、一つ一つの言葉にとても重みがあり、涙がでました。学生さんにも泣いている人もいました。
同じ被災者でも、ここまで辛い体験や努力をしている人がいるのかと感じ、「命を大切に」という言葉がとても印象的でした。
復興のために携わる者として、復興のためにがんばっていると簡単に言っている自分がとても恥ずかしくなりました。
自分ではよい研修を企画したと思いましたが、精神的に辛い研修でもありました。

 

工学部とワカメ

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大学の工学部で、ワカメの芯抜き機の開発に関する会議です。
今日は、実際に塩蔵ワカメを持ち込んで、試作機で芯抜きしてもらいました。
ワカメの中芯はまっすぐではないため、工学部の機械工学の先生方は、芯の複雑な形状に苦戦しながら、中芯と葉の部分を分離する開発に取り組んでいます。まだ、試作機もコンセプトの段階なので、改良する部分がたくさんありますが、漁業者の省力化を図るためにこれからもがんばります。

コンブと工学部


田老町漁協のコンブ乾燥システムの改良に取り組んでいます。
工学部の研究者が、コンピューターでシュミレーションしたとおりに、実際の乾燥場を改良して、効果を測定しています。改良した乾燥庫の温度、湿度、風速などを実際に測定します。
コンブの収穫はこれからなので、とりあえずガゴメを使って乾燥度合いも確認します。

養殖コンブと流体力学

田老町漁協で打ち合わせです。
養殖コンブを効率的に乾燥するために、工学部の流体力学の知見を活用していきます。田老地区のコンブは、厚くて大きいので、大型乾燥機を使用してもなかなか乾きません。特に、やませの時期には、湿度も高くなってしまい、熱風ボイラー乾燥でも1回当たり8時間以上もかかるようです。