ホヤプロジェクト2

 

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採取した天然の親ホヤ

山田湾でホヤの生態調査を行いました。漁港の中から、潜水業者さんに取ってもらいました。形も大きく、親ホヤとするには十分です。
生殖腺を調べましたが、まだ成熟には早いようで、採苗作業はまだ先になりそうです。

 

 

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杭柱に付く天然のホヤ(山田湾)

山田湾の天然ホヤは漁港の桟橋の杭柱にたくさん付いていました。
津波でも負けなかったたくましいホヤです。
これを親として岩手大学が地元漁業者と一緒に採苗を行い、たくさんの養殖ホヤを復活させていきます。

 

 

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吉里吉里地区の天然ホヤ


大槌町吉里吉里地区のホヤは、漁場造成したブロックにたくさん付いていました。
これも津波に耐えたすばらしいホヤです。

ホヤプロジェクト1

美味しいホヤができるように

山田町と大槌町の漁師さんとホヤの種苗生産について打ち合わせしました。来週から、ほぼ毎週、潜水採捕により天然ホヤの生態を調査し、もっとも成熟した時点で、採苗作業を行います。もちろん、潜水は潜水業者にお願いします。

カキ調査in宮古湾1

宮古湾のカキの身入り調査をしてきました。海の上は寒かったです。
身入りは前月より確実に向上していました。
宮古湾では1月からカキの出荷になるようで、立派なカキが生産できそうです。
養殖施設の復旧も終了したようです。
今年はムラサキイガイの付着が多く、今後のカキの生育に影響が出なければと思います。

今年はムラサキイガイの付着が多く、今後のカキの生育に影響が出なければと思います。

カキ調査in山田湾1

山田湾で大震災に生き残った縁起の良い殻付きカキです。
かつては、山田町が、殻付きカキ日本一の生産量を誇る時代がありました。
盛岡でのハーフマラソンのイベントに使用するため、三陸やまだ漁協から150個ほど買ってきました。これを(加熱して)食べて、皆さん完走を目指してください。

サバ養殖の可能性について

岩手県ではサバを養殖することは考えられませんが、長崎では、定置網で獲れた小型のサバを生きたまま捕獲して、養殖して出荷しています。
ハーブを入れた餌を与えているので、ハーブさばというブランドなっているようです。
数か月養殖することで、1㎏当たり300円くらいの小型のサバが、2千円もの単価で売れるとのことです。
飛行機を使って宅配便と同じような翌日着として販売しているので、お刺身でも食べられ、そのくらいの単価でも売れるようです。
岩手県でも、サバが獲れるので真似したいのですが、水温が冷たく、出荷サイズまで大きくならないです。
やれる方法は、もともと大きいサイズのサバだけを選んで、水温が高い夏場だけ養殖することはできます。
海がきれいなだけでは、魚はなかなか大きくならないものです。