山田湾調査の打合せ

北海道大学水産学部の先生との山田湾での調査の打合せです。
北海道も三陸も冷水性の生物が多く、同じような研究が行われていることもあり、北海道大学の研究のノウハウを活用して、水産業の復興に繋げたいと思っています。
海での調査は、漁協の了解はもちろんのこと、海上保安部への届け出も必要です。
山田湾は湾口を出ると、うねりが入ってきて、小型船での調査はとてもたいへんです。
調査中の安全面についても十分気をつけることとなりました。
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東北マリンサイエンス拠点形成事業研究運営委員会の開催

 2月26日(金)山田町商工会館で,東北マリンサイエンス拠点形成事業研究運営委員会が開催されました。
 この事業は,岩手県沿岸の水産物,特に海藻の有効活用を核とした新産業の形成と地域の発展を目的としたもので,この日の会合は,その目的達成のために,事業が効果的に実施されているかどうかを評価し,助言してもらうために開催されました。
 会には,岩手県沿岸広域振興局や水産技術センターなどの県機関や,大槌町,山田町などの自治体,アカモク消費拡大推進協議会,山田町商工会などの民間機関から多数の出席があり,また,文部科学省からも研究開発局海洋地球課長など2名の出席がありました。
 会は,代表機関である北海道大学の水産科学研究院宮下和夫教授,岩手大学の三浦靖教授,釜石サテライト田村プロジェクトマネージャー及びアカモク消費拡大推進協議会大杉会長から,それぞれの取組状況の報告があり,質疑応答・意見交換が行われました。
 三陸産のアカモクに多く含まれるフコキサンチンに,いわゆるダイエット効果があるかどうかの予備試験が現在北海道で行われており,その結果が待たれているところです。
 会の終了後,アカモクの佃煮やアカモク入りフランスパンの試食が行われ,味や歯ごたえによい評価を得ました。
 解散後,山田湾に立ち寄り,研究用のアカモクを採取しました。

試食に供されたアカモクの佃煮各種

これがアカモクです

オランダ島

 山田湾内には島が2つあり,大島,小島と呼ばれています。そのうちの大きい方は「オランダ島」と呼ばれています。
 1643年にオランダ船「ブレスケンス号」が漂着したことから,この名前が付けられたようです。

北海道大学水産学部での会議

380734_370619103033916_438171937_n北海道大学水産学部での会議に出席するため、函館まで行ってきました。
アカモクなどの海藻から脂肪を燃焼させる機能性物質のフコキサンチンを効率的に抽出する研究の打合せです。今までは、動物実験での効果でしたが、今回から病院での臨床試験を行い、人間への効果を科学的に裏付けていきます。

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函館駅前は猛吹雪の為こんな調子でした。