大槌鮭帰願祭

大槌鮭帰願祭ポスター 今日(12月15日土曜日),大槌町の福幸きらり商店街で「大槌鮭帰願祭」があり,大槌の元気な姿を見ようと思い,大槌町在住の姉夫婦を誘って出かけました。福幸きらり商店街は,昨年の12月17日に開設され,今日は,1周年記念の感謝祭も兼ねています。
 大槌在住の新人歌手臼澤みさきさんのLIVEは午後だったのですが,テレビの生中継のため急きょ午前にも2回のLIVEを増やしたとのこと,また,サイン会もあるということなので,自分も予定を変更し,しばらく見学することにしました。

鮭帰願祭会場

鮭帰願祭会場

甘酒と鮭汁のお振る舞い

甘酒と鮭汁のお振る舞い

 会場は,小雨が降っていましたが,たくさんの人出でした。甘酒と鮭汁が無料でふるまわれ,冷えた体にはありがたかった。

 

鮭のつかみどり

 会場入り口では,恒例の鮭のつかみどりが行われていました。いつもは大槌川でやっていたようです。

鮭捕獲?

鮭捕獲?

 プールには獲れたての鮭が泳ぎ回っていました。鮭を外に出したらゲットのようですが,鮭も元気がよく,なかなかつかめないようです。さて,左の写真の鮭はどうなったでしょうか(1.このまま捕まえられた。2.手から抜けてプールに戻った。3.プールの外に落ちた。)。

鮭大漁

鮭大漁

 保護者が補助できるルールのようですが,大人が鮭の尻尾をつかんで子を呼んだら,中学生くらいの少年が「おれはもう1匹取ったーげ(注)。」としゃべった.。久しぶりの大槌弁が懐かしかった。
 右の写真は,兄弟でしょうか。2人とも鮭の入った袋を肩にかけて歩いています。
(問題の答えは,3でした。男の子の外に出るのが一瞬早く,鮭は手から抜け出たのですが,地面に落ちてしまいました。)

向川原虎舞と金澤神楽

 イベント会場では,商店会会長のあいさつや向川原虎舞,金澤(かねざわ)神楽の舞がありました。神楽の代表者のあいさつでは,感極まって涙声になっていました。

カメラに立ち向かう虎舞

カメラに立ち向かう虎舞

金澤神楽の舞

金澤神楽の舞

 

 

 

 

臼澤みさきさんLIVE

 さて,臼澤みさきさんのLIVEです。テレビの生中継も兼ねていましたので,本番前の打ち合わせも見学できました。午前は2局の生番組があって,最初の局では,大漁旗を沖の波間にはためかせて帰ってくる船の歌「みさき節」,2局目は,デビュー曲の「故郷(ふるさと)  ~Blue Sky Homeland~」を歌ってくれました。午後のLIVEでは,アルバムの残りの全部を歌ったそうです。
 「歌を聴いた人がみんな元気になってほしい。」と言っていました。応援します。

本番前の臼澤みさきさん

本番前の臼澤みさきさん

故郷を歌う臼澤みさきさん

「故郷」を歌う臼澤みさきさん

 

 

 

 

 

注 (大槌弁の「げ」の仮説)

 少年の言った「おれはもう1匹取ったーげ。」は,「僕は,もう(制限の)1匹を取った(ので,もう貰えない)からね。」の意。「」は,大槌弁の終助詞で,標準語の「よ」に近い。流行語でいえば「(ワイルドだ)ぜぃ」か。女性はやさしく「がえ」を主に使う。相手の言葉に対し反論や否定の意をこめて話すときにはその前の語尾が高く長く発せられる。甥2人が兄弟喧嘩をすると,手足もすばやく出たが,語尾に「ーげ」を付ける会話が始まり,げげげが連発された。