【心のケア班】からお知らせ

1.【釜石相談ルームについて】
平成27年度も三陸復興推進機構・心のケア班「釜石相談ルーム」を開設いたします。
今年度は、女性相談員も1名配属となり、2人体制でみなさまのご相談をおうかがいいたします。
相談についてのご希望がございましたら、受付時にお知らせください。
以下、Q&A形式でご紹介いたします。

<どんな相談を受けてもらえますか?>
・基本的にどんな相談でも受けます。
場合によっては適切と思われる専門機関等のご紹介をさせていただく場合もございます。
・今年度はトラウマ介入の研修を受けた相談員が、(震災のトラウマに限らず)大変な出来事を経験したあとに起こる心身の変化等へのご相談もお受けしております。
・支援者の方々とのコンサルテーション、スーパービジョンなども行っておりますので、ご利用ください。

<料金は?>
被災に関わる相談は無料です。
震災と関係ないような相談でも、話を聞いていくと被災が関わっていたという場合もございますので、一度ご相談いただければと思います。

<受け付け方法は?>
岩手大学の相談ルームで一括して受け付けております。
受付時に釜石でのカウンセリングを希望とお伝えください。
受付時間)(月)〜(金)の「10:30〜12:30」ただし祝祭日・お盆・年末年始を除く
電話番号)019−621−6848

2.【市民講座について】
昨年度は、釜石サテライトで「月例版」の市民講座を3回開催しました。
・震災に関わる子どものトラウマ反応と学校で行われている対応について
・傾聴
・リラクセーション
また、例年行っている沿岸地域での市民講座・拡大版は「こころのじかん」として実施いたしました。
今年度の実施についても、電話にて「実施の予定は?」とのお問合せをいただいております。
今年度も月例版・拡大版とも実施の予定で検討中です。
のちほどご案内できると思いますので、いましばらくお待ち下さい。

3.【研修について】
今年度も研修活動を継続して行っております。
ご用命いただいた場所におうかがいして、無料にて研修を実施しております。
・傾聴
・リラクセーション
・ストレスと対処
など、これまでに実施しております。
内容については、こんな研修をして欲しいというご要望にもできるだけお答えいたしますので、ご相談ください。
また、研修とコンサルテーション、アフターケアまで含めたパッケージ「支援者のメンタルヘルス・プログラム」もございますので、ご利用ください。

今年度も【心のケア班】よろしくお願い致しますm(. .)m

第3回「こころのじかん」開催します

岩手大学三陸復興推進機構・心のケア班では毎年こころのことについて考える時間として市民講座(拡大版)を開催しております。3回目を迎えた今回は、宮古・大船渡・陸前高田の3会場でそれぞれの講師が講座を開きます。この機会にふるってご参加ください。また、釜石サテライトにて月例版(今年度の最終は2/25「相手を支える話の聴き方」)もございますので、そちらもよろしくお願い致します。

 

①日時:平成27年3月10日(火)14:00〜15:30
場所:宮古市・山口公民館・多目的ホール(公共交通機関を利用のこと)
〒027-0063 岩手県宮古市山口1丁目3−14
電話・FAX 0193-62-3670
講師:奥野雅子(岩手大学人文社会科学部 准教授)
内容:家族がどのように幸せになるか?~家族の葛藤と進化の物語~
キーワード:【家族】【コミュニケーション】【ライフサイクル】
結婚することで新しい家族が誕生します。出産や子供の成長などを通して家族は発達しますが、そこには様々な葛藤があり、すべての家族は危機に陥ります。そのときのコミュニケーションのあり方と家族の進化についてお話ししたいと思います。

②日時:平成27年3月14日(土)14:00〜15:30
場所:陸前高田市・町づくり協働センター・会議室
〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字大隅93-1高田大隅つどいの丘商店街内
電話 0192-47-4776  FAX 0192-47-4778
講師:佐々木誠(岩手大学三陸復興推進機構 特任准教授)
内容:物語りを創る質問の力
キーワード:【ナラティブ】【積極的な傾聴】【スケーリング・クエスチョン】
喪失体験の克服には新しい人生の “物語り”が影響するという考えもあります。“物語り”とは?それがどのように創られ変化していくのか?ワークを通して考えてみたいと思います。

③日時:平成27年3月15日(日)13:00〜14:30
場所:大船渡市・カメリアホール・研修室
〒022-0003 岩手県大船渡市盛町字内ノ目4−2
電話 0192-26-2990  FAX 0192-26-5903
講師:織田信男(岩手大学人文社会科学部 教授)
内容:震災を経験した子どもへの保護者の対応
キーワード:【ストレス反応】【PTSD】【解決志向アプローチ】
震災を経験した子どもに、保護者としてどのように接したらよいのかを仮想事例を通して一緒に考えたいと思います。

<申込み方法>
件名を「心のケア班市民講座参加」として以下についてお知らせください。
【参加希望日(複数可)・氏名・連絡先】
郵 送:〒026-0001 釜石市平田3−75−1岩手大学釜石サテライト
「こころのケア班市民講座」係
電 話:0193-55-5691    F A X:0193-36-1610
メール:heart@iwate-u.ac.jp
しめきり:参加講座開催日の2日前必着
※定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。

【心のケア班】釜石市学校保健会にて講演を行いました

本日(2015年1月27日)、釜石市の双葉小学校にて、釜石市学校保健会の講演「子どもの心のサポート」を行いました。

震災前は多くの人が集まる会だったそうですが、震災以降中断しており本日は単独開催の第一歩とのことでした。(おめでとうございます!)

そのような会で講演させていただく機会を与えていただき、ありがたくお話をさせていただきました。

内容は、震災ストレスについて、学校でのサポートの状況、子どもへのサポートのヒントという内容でした。

これらの内容については、ぜひ保護者のみなさまにお話したいと思っていた内容で、このチャンスとばかり力を入れすぎたせいか、内容が少し難しかったという感想もいただきました。(反省…)

研修をさせていただく機会も増え、できるだけ皆様に分かりやすい研修と思っていますので、このようなご意見はとても貴重です。また、ストレス以外にもどのようなお話が皆様のお役に立つのかといったご意見をいただきながら、よい研修を行って参りたいと考えておりますので、ぜひ市民講座等の機会にでもご意見をお寄せいただければ幸いです。

明日は、傾聴の研修(支援者向け)と市民講座③(一般向け;リラクセーション)の2本立て研修で講師をさせていただきます。

よろしくお願い致します!(学校ということで、今日は写真がございませんm(. .)m)