宮古街道(国道106号線)は,盛岡市東側の梁川(やながわ)地区で一気に300m上り,トンネルをくぐりぬけると,区界(くざかい)からは緩やかな下りが続きます。
区界は,もともとは下閉伊郡川井村の1地域でしたが,平成22年の宮古市との合併により,宮古市の一部となったところです。
区界では,天気が良ければ霊峰「早池峰山」の雄姿が見られます。
宮古街道は,閉伊川(へいがわ)に沿って下ってゆきますが,JR山田線松草駅を過ぎた当たりから,徐々に山が迫り,谷が深くなってきます。まるで,釜石街道の仙人峠を下ったところに似た光景です。
大峠トンネルを出てすぐの休憩所に,「かわい 木の博物館-ウッディーミュージアム」の看板があります。
車を降りて少し歩くと,大峠ダムの瀑布が見えます(歩道がないので通行には十分注意しましょう。)。
看板の地図に沿って遊歩道を歩いて行くと,水面が穏やかなダム湖があります。
宮古街道は,「宮古渓谷」と名付けたくなるような風景が広がります。