インクライン跡と「安全」の木

　岩手大学震災復興推進レター第8号に「『安全』の木」の記事を掲載しましたが，冬になってその跡が見えてきました。
　釜石製鐵所裏にある通称「エンクラエン山」の木々が葉を落としたので，山肌が見えてきたのです。
　雪が積もる前に，見に来てみてください。
 

　山頂に伸びる中央の直線がインクライン（incline）という鉄道施設の軌道の跡で，中腹左右には「安」と「全」の植林の跡が見えます。「安」の字は形が残っているようですが，「全」は面影がありません。
　また，「安」と「全」の間に「＋」（緑十字）があったような気もします。
 
　岩大エキスでは，内陸部の冬模様が掲載されています。路面の凍結も報じられておりますので，自動車の運転や歩行の際には，安全第一を心がけましょう。