岡目八目(碁石海岸)
半島の先端が碁石岬で,その手前に「碁石浜」があり,碁石に似た黒く丸い石が敷き詰められています。
この石は,中生代白亜紀(1億3千万年前)に海底に堆積した泥が硬い岩(頁岩)になり,地殻の変動で地上に現れ,風化して砕け,波にもまれて丸い石ころになったものです。 碁石岬の太平洋側は,海食地形になっており,高さ30メートルほどの崖が形成されています。
レストハウス駐車場から松林に囲まれた遊歩道を通って海岸に進むと,「雷岩」に出ます。この雷岩の海面付近には洞穴ができており,波が打ち寄せると大きな音がするので,「雷岩」と名付けられました。
雷岩に挟まれた水路は,乱曝谷(らんぼうや)と呼ばれています。海が荒れると激しい波が打ち寄せ,砕け散った波が島を覆い,自然の猛威を目の当たりにすることができるとのことです(案内板から)。
反対側から見ると,地層のつながりや傾きが見られます。
海岸のさらに北側には,洞穴のある穴通磯(あなとおしいそ)があり,震災前は小型観光遊覧船で穴をくぐることができましたが,今は観光遊覧船は休業中です。
レストハウスの近辺には「世界の椿館」や「大船渡市立博物館」があり,時間があれば寄ってみたい所です。
大船渡市立博物館→http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1116565865093/index.html
世界の椿館→http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1341204018763/index.html