傾聴研修 in 大槌町

6月27日木曜日,大槌町城山公園体育館の1室で傾聴研修を行ってきました。
この研修は,大槌町で仮設団地で見守りの仕事をしている地域支援員のみなさん(20名)が対象で,「傾聴の基礎」を内容にしました。

今回の受講者は,老若男女,研修は初めてという人から何度か受けたという人までいらっしゃって,どんな研修にしようか悩みました。
結局,アイスブレーク,座る位置,視線などから始めて,傾聴の心構えまでの傾聴の初歩の内容で,ワークを3つ取り入れ,説明はごくわずかで,ほぼ何かやっているか,感想をシェアしているという感じでの体験から学ぶ形の研修にしました。
感想としては,座る位置でも印象が違う,楽しかった等の好評をいただきました。

写真は,「腕を組んで聞くと,上から偉そうにしてるように見えるよね」という説明の最中です。

新巻鮭づくり その2

 11月22日のブログ「新巻鮭づくり」で紹介した寒風干し新巻鮭(あらまきざけ)が出来上がり,発送の段階に入りました。

発送前の新巻鮭

発送前の新巻鮭

 新巻鮭は,大槌町が発祥(江戸まで運ぶために保存方法を開発し,「南部鼻曲がり鮭」として出荷した)といわれており,鮭を塩蔵したのちに,腹を広げて干したものです(11月22日のブログがこの状態)。

 江戸時代初期の大槌町は,城山(大槌町中央公民館や城山公園体育館がある小高い山)に大槌城を構え,山田町から釜石市平田までを支配していた大きな郷でした。

 昔のわが家でも,母親が今はなき橋上市場から生鮭を買い,内臓を取り除いて粗塩をいっぱいまぶし,水気がなくなったら塩を取り除き軒下に干して作っていました。
 正月料理に使われ,伸し餅と同じく,切り分けるのが子どもの年末の仕事でした。堅くて力がいりました。
 今は,ほとんど切り分けて販売しています。

 寒風干し新巻鮭を製造販売している会社の加工場は,釜石市平田地区にあり津波の被害を受けましたが,早くに復旧し,昨年末から新巻鮭や塩蔵わかめの製造を再開しました。
 水産加工における省エネルギー技術開発の研究に協力を頂いており,水産業の新興を目指している会社です。