アワビの赤ちゃん

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アワビの稚貝です。
まだ、大きさ2㎝くらいですが、3㎝くらいになったら海に放流します。
震災後このような稚貝の放流がストップしているので、アワビの資源の低下が心配されています。

ワカメのコスト削減策

548975_427796157316210_1582845433_n今の三陸は養殖ワカメの水揚げのピークです。
漁港ではワカメのボイル釜がたくさん見られます。
我々はこのボイル釜の熱エネルギーの省エネ化の研究を進めています。
研究といっても難しい話ではなく、まずFRP製のボイル釜に断熱材を張ることから進めます。
漁師さんは今までのやり方をなかなか変えないので、どれくらいコストが削減するか実際に研究所の中でお湯を沸かして灯油の消費量を測定をしてみます。
1年間で〇万円も得することが分かれば、漁師さんの皆さんにも普及できると思います。

養殖コンブと流体力学

田老町漁協で打ち合わせです。
養殖コンブを効率的に乾燥するために、工学部の流体力学の知見を活用していきます。田老地区のコンブは、厚くて大きいので、大型乾燥機を使用してもなかなか乾きません。特に、やませの時期には、湿度も高くなってしまい、熱風ボイラー乾燥でも1回当たり8時間以上もかかるようです。

東北マリンサイエンス拠点形成事業研究運営委員会の開催

 2月26日(金)山田町商工会館で,東北マリンサイエンス拠点形成事業研究運営委員会が開催されました。
 この事業は,岩手県沿岸の水産物,特に海藻の有効活用を核とした新産業の形成と地域の発展を目的としたもので,この日の会合は,その目的達成のために,事業が効果的に実施されているかどうかを評価し,助言してもらうために開催されました。
 会には,岩手県沿岸広域振興局や水産技術センターなどの県機関や,大槌町,山田町などの自治体,アカモク消費拡大推進協議会,山田町商工会などの民間機関から多数の出席があり,また,文部科学省からも研究開発局海洋地球課長など2名の出席がありました。
 会は,代表機関である北海道大学の水産科学研究院宮下和夫教授,岩手大学の三浦靖教授,釜石サテライト田村プロジェクトマネージャー及びアカモク消費拡大推進協議会大杉会長から,それぞれの取組状況の報告があり,質疑応答・意見交換が行われました。
 三陸産のアカモクに多く含まれるフコキサンチンに,いわゆるダイエット効果があるかどうかの予備試験が現在北海道で行われており,その結果が待たれているところです。
 会の終了後,アカモクの佃煮やアカモク入りフランスパンの試食が行われ,味や歯ごたえによい評価を得ました。
 解散後,山田湾に立ち寄り,研究用のアカモクを採取しました。

試食に供されたアカモクの佃煮各種

これがアカモクです

オランダ島

 山田湾内には島が2つあり,大島,小島と呼ばれています。そのうちの大きい方は「オランダ島」と呼ばれています。
 1643年にオランダ船「ブレスケンス号」が漂着したことから,この名前が付けられたようです。

アカモク消費拡大プロモーションビデオ

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海藻あかもくの消費拡大プロモーションビデオの作製のための打ち合わせです。
予算が少ないところでありますが、震災復興にも繋がるということで地元のビデオ撮影会社に全面的に協力してもらうこととなりました。
これからがあかもくの生育時期であり、3月から収穫時期となりますので、タイミングを逃さずに、どんどん我々の取り組みを撮影してもらうこととなりました。