山田町の大沢地区にやまだ観光物産館ができるということで現場を見てきました。
国道45号線から離れているので、集客面で課題がありそうですが、プレハブ棟は完成しており、復興にがんばる人達が集まってきます。
知り合いの業者が、物産館の中で、手作りパンなどの体験工房を考えているようですので、大学としても応援していくつもりです。
山田町の中心街の復興計画が進まないこともあり、待ちきれない人達によって、どんどん郊外にお店ができるようです。
「地元特産品」カテゴリーアーカイブ
新巻鮭づくり その2
11月22日のブログ「新巻鮭づくり」で紹介した寒風干し新巻鮭(あらまきざけ)が出来上がり,発送の段階に入りました。
新巻鮭は,大槌町が発祥(江戸まで運ぶために保存方法を開発し,「南部鼻曲がり鮭」として出荷した)といわれており,鮭を塩蔵したのちに,腹を広げて干したものです(11月22日のブログがこの状態)。
江戸時代初期の大槌町は,城山(大槌町中央公民館や城山公園体育館がある小高い山)に大槌城を構え,山田町から釜石市平田までを支配していた大きな郷でした。
昔のわが家でも,母親が今はなき橋上市場から生鮭を買い,内臓を取り除いて粗塩をいっぱいまぶし,水気がなくなったら塩を取り除き軒下に干して作っていました。
正月料理に使われ,伸し餅と同じく,切り分けるのが子どもの年末の仕事でした。堅くて力がいりました。
今は,ほとんど切り分けて販売しています。
寒風干し新巻鮭を製造販売している会社の加工場は,釜石市平田地区にあり津波の被害を受けましたが,早くに復旧し,昨年末から新巻鮭や塩蔵わかめの製造を再開しました。
水産加工における省エネルギー技術開発の研究に協力を頂いており,水産業の新興を目指している会社です。
水産トレーダビリティの実証実験
山田せんべいロール
山田町に昔から親しまれている郷土菓子に『山田せんべい』があります。
岩手県産の米粉を使い、ゴマや砂糖などを混ぜ合わせたものを蒸かして薄く引きのばし、半乾燥させたものです。
焼き上げの工程がないので、柔らかくもちもちした触感。
素朴な甘みがあり、ゴマの風味も引き立ちます。
そんな『山田せんべい』と同じ材料を使った『山田せんべいロール』が発売されています。
スポンジの色を見てもわかる通り、ゴマがふんだんに練り込まれています。米粉ベースのスポンジはしっとりしてもちっとした触感。生クリームにもゴマが入っていてほんのりした甘み。荒く砕いたクルミも入っていて香ばしいクリームです。米粉の甘みとゴマの風味が昔懐かしさを感じるロールケーキでした。
お取り寄せもできるようなので、ぜひお試しください♪
新巻鮭づくり
市内の水産加工屋さんにお邪魔してきました。旬の新巻鮭づくりが行われていました。原料はまだ銀毛の良いものを使って製造されていますが、今年の鮭は小ぶりのようです。
本来であれば今が鮭漁の最盛期ですが、どこに行っても鮭が獲れないと言う声ばかり。4年前に放流した稚魚はどこに行ったのでしょう。