アカモクの可能性

1239029_488817161214109_1946664684_n山田町で海藻アカモクに関する会議です。
アカモクに含まれるフコキサンチンという機能性物質によるダイエット効果を確認するための研究が進んでいます。
多くの人に集まってもらいましたが、地元の人は少なかったです。
どうも山田町でアカモクの話題を出しても盛り上がりません。
地元山田町でアカモクの利用が拡大することが一番の課題です。

ウニのあかちゃん

1229830_485918658170626_1398179833_n社団法人岩手県栽培漁業協会種市事業場は、震災による復旧工事が終了し、アワビとウニの種苗生産に取り組んでいます。
今は、稚ウニの出荷が最盛期です。各漁協に輸送して、そのまま海に放流します。
3年後くらいには漁獲サイズとなり、あまちゃんもたくさん獲ることでしょう。

八戸の魚市場

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八戸市では新しい魚市場の形を勉強してきました。
欧米に水産物を輸出するためには、漁獲・水揚げ時も高度な衛生管理体制が要求されます。
新しい八戸魚市場内には、基本的には人は入りません。
仲買人は、別な部屋で電子入札します。
魚は、フィッシュポンプで水揚げされ、写真の設備が自動に計量して、氷とともにコンテナに積み込みされます。
そのあとは、加工業者が、コンテナに入れられた魚を、自分の加工場に運ぶだけです。

水産加工業者車座研究会「通電加熱セミナー」

あいさつする阿部周一副センター長

7月11日木曜日,釜石サテライト及び岩手県水産技術センターで,「通電加熱セミナー」が開催されました。
このセミナーは,通電加熱技術の最新の事例を紹介し,公開実験を行うことによりこの技術を水産加工業にも普及させることを目的に,東京海洋大学の鈴木徹教授と福田裕特任教授(釜石サテライト常駐)が企画したもので,県内漁業協同組合関係者や県内水産流通加工業者並びに沿岸市町村や教育機関,県関係機関,いわて海洋研究コンソーシアム等県内外研究機関の担当者,総勢80名ほどが参加しました。

通電加熱技術とは,直接食品に電気を通すことで食品そのものが抵抗体となり,自ら熱発することを原理とするもので,省エネ,省コスト型の加熱技術として期待されています。
セミナーでは,福田特任教授ほか4名の講師から,通電加熱装置の開発やジュール加熱の基本原理,具体的な実用化技術などの紹介がありました。

セミナー終了後,鈴木教授から,水産加工実験室に設置されているマイナス70度Cまで急速冷凍できる「プログラムフリーザー」について説明があり,多くの方から「使ってみたい」との声が上がりました。

会場を隣接の岩手県水産技術センターに移動し,さまざまな通電加熱装置による公開実験が行われました。

「通電加熱技術の実用化」についての講演(福田特任教授)

プログラムフリーザー(水産加工実験室)

セミナーの内容

  1. 水産食品用の通電加熱装置の開発(株フロンティアエンジニアリング 星野 貴)
  2. 通電加熱による身溶けしない冷凍ウニおよび消費期限の長い醤油イクラの開発(岩手県水産技術センター 上田智広)
  3. 通電加熱による色鮮やか海藻食品およびソフトなイカ珍味食品の開発(北海道工業技術センター 吉岡武也)
  4. 通電加熱による美味しい干物製品の開発(水産大学校 福島英登)
  5. 通電加熱による美味しい乾燥ナマコ、シラス干し、カツオ節の開発(東京海洋大学 福田裕)

公開実験(場所:岩手県水産技術センター)の様子

バッチ式通電装置による生ウニの加熱実験

圧延ローラー式通電加熱装置によるイカダルマの加熱伸展試験

パイプ式通電加熱装置による魚肉の加熱実験

ローラー・コンベア式通電連続装置による魚肉の加熱結着実験

通電加熱処理された生ウニの試食がありましたが,おいしさに変わりありませんでした。